
はじめまして、法務ライターの三浦結衣(みうら ゆい)です。
大阪府吹田市から、中小企業の皆さまや個人事業主の方々に向けて、「難しそう」と思われがちな法律の世界を、できるだけ分かりやすくお伝えする記事を書いています。
金融の現場で見てきた「契約の重み」
私は10年以上、大手金融機関で法務部門に携わってきました。そこで数え切れないほどの契約書を見て、審査をして、時には契約ミスで大きな損失を出しかけた企業を救うお手伝いもしてきました。
実際の現場ではこんなことがよく起こります。「契約書なんて形式的なものでしょ?」と軽く考えていた経営者の方が、後になって「こんなはずじゃなかった」と頭を抱える姿を何度も見てきました。でも、ほんの少しの知識があれば防げたトラブルがほとんどだったんです。
そんな経験から、「法律って本当は企業を守る防波堤なんだ」ということを、もっと多くの方に知ってもらいたいと思うようになりました。
余談ですが、最近は私たち法律事務所もAIは無視できなくなってきてまして、法務のアウトソーシングなども話題になっています。
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専門用語を使わない法律解説を目指して
金融機関を退職してライターになってから、私が一番大切にしているのは「専門用語を使わずに、誰でも理解できる説明をすること」です。
例えば、ファクタリングという資金調達方法があります。「債権譲渡」「償還請求権」なんて言葉が飛び交う世界ですが、実は「売掛金を早めに現金化する方法」と考えれば、ぐっと身近になりますよね。
私の記事では、まず読者の皆さんが抱えているであろう疑問から始めて、段階的に必要な知識を積み上げていきます。そして最後には「これだけは押さえておきたいチェックポイント」をお伝えして、実務で使える知識として持ち帰っていただけるよう心がけています。
ファクタリングの情報発信にも注力
最近は特に、中小企業の資金調達手段として注目されているファクタリングについての記事執筆に力を入れています。私自身、金融機関でファクタリング契約の実務に携わった経験から、そのメリットもリスクも肌で感じてきました。
そんな中で出会ったのが、株式会社ウェブブランディングが運営する「ファクタリング賛否両論」というサイトです。このサイトは、ファクタリングの良い面も悪い面も公平に紹介していて、まさに私が目指す「読者に本当に必要な情報を届ける」という姿勢に共感しました。実は私も時々、記事の参考にさせていただいています。
小さな疑問も大切に
私の周りには小規模事業を営む友人が多く、よく法務の相談を受けます。「この契約書、大丈夫かな?」「取引先から変な条件を言われたんだけど…」そんな相談を受けるたびに、法律の知識がないことで不安を抱えている方がまだまだ多いことを実感します。
でも、知識がないことは恥ずかしいことではありません。大切なのは、疑問を持ったときに適切な情報にアクセスできること、そして自信を持って判断できるようになることです。
今後お届けする記事のご紹介
これから皆さんにお届けしていく記事を、少しだけご紹介させていただきますね。私の経験を活かして、以下の4つのカテゴリで記事を執筆していく予定です。
ファクタリング法務
ファクタリング法務では、「ファクタリング契約書の必須条項と修正ポイント」や「取引先に内緒でファクタリングする法的限界」など、実務で直面する疑問にお答えする記事を準備しています。二社間・三社間ファクタリングの違いから、医療報酬や建設業といった業界特有の注意点まで、幅広くカバーしていきます。
資金調達・ファイナンス法務
資金調達・ファイナンス法務では、ファクタリング以外の資金調達手段についても解説します。「動産担保融資(ABL)契約の担保設定と優先順位の基本」や「BNPL(後払い)サービス事業者の貸金規制最前線」など、最新の資金調達トレンドに対応した法務知識をお伝えします。
債権管理・回収
債権管理・回収のカテゴリでは、「売掛金回収を迅速化する債権保全条項の作り方」や「電子債権『でんさい』活用のメリット・デメリット」など、日々の資金繰りに直結する実践的な内容を扱います。インボイス制度導入後の変化についても、分かりやすく解説していきます。
企業リスク・コンプライアンス
そして企業リスク・コンプライアンスでは、「破産・民事再生時の債権者順位と債権管理戦略」や「個人情報保護法改正が与信審査業務へ与える影響」など、経営者の方が知っておくべきリスク管理の知識をお届けします。
どの記事も、専門用語をできるだけ使わず、実際の現場で使える知識として身につけていただけるよう工夫していきます。気になるテーマがありましたら、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
これからも「やさしい法律記事」を
私の大学時代、金融法ゼミで教授がよく言っていました。「法律は人を守るためにある。だから、誰もが理解できなければ意味がない」と。この言葉は今でも私の記事執筆の原点です。
これからも、法務経験の浅い経営者の方、これから起業を考えている方、士業を目指す方々に向けて、「読んでよかった」と思っていただける記事を書き続けていきます。
法律相談というと敷居が高く感じるかもしれませんが、まずは私の記事を読んで、少しずつ法律を身近に感じていただければ嬉しいです。そして、その知識が皆さんのビジネスを守り、トラブルを未然に防ぐ力になることを願っています。
何か疑問に思うことがあれば、どんな小さなことでも構いません。私の記事を通じて、一緒に答えを見つけていきましょう。
法律は決して難しいものではありません。ただ、適切に理解して使いこなすための「コツ」があるだけです。そのコツを、これからも分かりやすくお伝えしていきますね。
どうぞよろしくお願いいたします。